教育・保育実習

入学後すぐ始まる実習。
こども達の笑顔に支えられながら
試行錯誤の連続。

2年間で計6回の実習
幼稚園教諭免許状、保育士資格の取得のために必要となる実習。こども達についての理解を深めるために最も大切な学びであるため、きりたんでは1年次の4月から実習が始まります。少しずつ段階を踏みながら、事前指導・実習・事後指導のサイクルを繰り返し、将来現場で役立つ様々な知識と経験を積んでいきます。


学内に幼稚園と保育所
きりたんのキャンパス内に、幼稚園と保育所があります。実習時だけでなく、普段から身近にこどもを感じることができ、触れ合う機会も。また、学外にも本学付属のこども園や実習協力園・施設があり、こどもを知るための環境が整っています。
- 1年次
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- 4月〜7月
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4回
学内付属園 観察実習
本学独自実習保育の流れ、各年齢のこどもたちの様子、環境構成を観察。うち1回は、保育に参加し、こどもと関わる体験をします。
- 11月
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4日間
幼稚園 教育実習
各幼稚園の一日の流れを観察し、直接こどもと関わるだけでなく、保育前後の仕事も理解したりします。
- 1月
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3週間
幼稚園 教育実習
一日の保育をすべて任される責任実習を通じて幼児教育者としての意識が芽生えてきます。
- 2月・3月
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10日間
施設 保育実習1
入所型児童福祉施設等での実習。こどもや障がいを持つ方と生活を共にし、施設や保育士の役割を理解します。
- 2年次
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- 6月
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2週間
保育所 保育実習1
保育士の仕事内容を知り、0歳から6歳までのこどものケアや保育方法を実践的に学びます。
- 11月(どちらか選択)
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2週間
保育所 保育実習2
保育の実践力を高め、家庭支援、地域社会との連携についても学びます。
2週間施設 保育実習3
保育所以外の施設で保護者支援、家庭支援、地域社会との連携について学びます。
- 幼稚園教諭2種免許状
- 保育士資格
- 教育実習
- 幼稚園実習は、学内の聖愛幼稚園での観察実習から始まります。ミラー観察室から、子どもがどんな遊びをしているのか、どんな気持ちでいるのかなど、毎回テーマを決めて観察します。また、実際に子どもたちと関わる保育を体験します。教育実習では、学外の協力園で子どもと関わったり、責任実習を行ったりします。それぞれの実習前の実習指導では、事前準備を行い、実習後は実習反省会、個別指導を受け、保育指導の実力をつけていきます。
- 保育実習(施設)
- 1年生の春休み中の2〜3月に施設実習を行います。実習先は、さまざまな理由で親と一緒に暮らせない子どもたちや知的障がいの方々が生活している入所施設です。実習前の実習指導で、それぞれの施設について事前学習を行い、準備を整えます。
施設で子どもたちや障がいを持つ方々と実際に接し、ふれ合うことを通して理解を深め、なぜ、家族と一緒に暮らせないのか、施設での生活はどのようなものか、施設で働く保育士の役割や適切な援助のあり方はどのようなものかなどについて学びます。
- 保育実習(保育所)
- 2年生の6月と11月に、保育所実習を行います。保育所実習のための事前指導では、『保育所保育指針』、保育士の仕事内容と役割、乳幼児(特に2歳未満)の発達や保育所での生活の様子、指導計画の書き方などを学びます。実習後は、保育所実習での評価をもとに、グループ討議や発表を通して、振り返りを行い自己の課題を明確にします。また、実習園で行っていた手遊びや保育内容を共有し、手遊びや遊びのレパートリーを広げます。
実習支援室
実習支援室で実習に関するきめ細やかなサポート
実習先の紹介・配属をはじめ、実習にまつわる様々な不安や悩みに寄り添いサポート。
実習先で求められる社会人としての基本的マナーや振る舞いなども、きめ細やかにアドバイスします。
実習体験談

大阪府立港南造形高等学校出身
実習先:松虫幼稚園
学校で学んだことを実践で発揮し、その効果を確認できました。
13日間、さまざまなクラスで保育者の援助をしました。手遊びや絵本の選び方など、事前に学んでいたことを園児の前で実践したとき、とても楽しそうにしてくれたことが印象に残っています。また、こどもへの援助や配慮のポイントを現場で学べました。

大阪府立高石高等学校出身
実習先:城東こども園
こどもたちの行動を観察しながら一人ひとりに合った援助を実施。
認定こども園で0歳児からのこどもを対象に、ミルクを飲ませたり離乳食を食べさせたりしながら、遊びの見守りなども行いました。最初はかなり人見知りをされましたが、積極的にこどもに話しかけると笑顔を見せてくれるように。こどもたちの行動一つひとつについて「なぜだろう?」と考えながら観察し、一人ひとりに合った援助を行えるようになりました。

大阪府立八尾翠翔高等学校出身
実習先:飛鳥学院(児童養護施設)
相手の気持ちを考え、ともに遊びながら心を通わせる。
最初はこどもたちと上手く関われるか不安でしたが、明るく笑顔で接するようにしていると、ある男の子が「お姉ちゃんゲームしよ!」と誘ってくれました。それをきっかけにこどもたちと打ち解けられるように。一緒に遊んだり宿題を手伝ったりしたのは楽しい思い出です。この経験から、こどもたちの気持ちを考えながら心を通い合わせる姿勢が身につきました。