1. ホーム
  2. きりたんノート
  3. 保育園と幼稚園の先生、どう違う?
【保育者への道】

保育園と幼稚園の先生、どう違う?

きりたんノート

あなたが通っていたのは、保育園と幼稚園のどちらでしたか?
保育園と幼稚園のどちらにも「せんせい」がいますが、保育園の先生(保育士)と幼稚園の先生(幼稚園教諭)では、実は、職業が違います。

「子どもが好き!」「子どもの成長を見守る仕事がしたい!」と考えている方の中には、
「保育士と幼稚園教諭のどっちを目指せばいいんだろう?」
とギモンに思っている人もいるのではないでしょうか?

  1. 01

    保育園と幼稚園は何が違う?

    保育園と幼稚園は、どちらも小学校入学前の子どもが通います。

    保育園 幼稚園
    せんせい 保育士 幼稚園教諭
    子どもの年齢 0歳~小学校入学前 3歳~小学校入学前
    管轄 厚生労働省 文部科学省
    標準的な時間 原則1日8時間 ※1 標準1日4時間 ※2

    ※1 延長保育、夜間保育、休日保育をする園もあります。
    ※2 預かり保育をする園もあります。

    「保育園は子どものお世話をするところで、幼稚園は勉強するところ」という言われ方をすることもありますが、保育園でも教育は行われていますし、幼稚園での「教育」には生活習慣を身につけることも含まれるので、「保育園だから」「幼稚園だから」とハッキリ区別しにくいところもあります。

    ただし、対象年齢や管轄(所管する省庁)が違うため、保育園のせんせいには「保育士資格」、幼稚園のせんせいには「幼稚園教諭免許状」の資格がそれぞれ必要です。

  2. 02

    保育士は0歳からの「せんせい」

    保育士は0歳~原則18歳未満の子どもと接するお仕事です。

    保育園や乳児院、児童養護施設や障がい児施設などで、子どもを安全に預かり、保育します。

    必要なのは「保育士資格」です。

    保育士資格は、厚生労働省が指定する2年制以上の保育士養成施設(保育を学べる大学・短大・専門学校)で保育について学び、必要な単位を取得することができれば、卒業と同時に無試験で取得することができます。

    受験資格を満たした上で「保育士試験」を受けて取得することもできますが、保育士試験の合格率は例年20%前後であり、独学で勉強して目指すには難易度が高い資格です。また、保育士試験には実技(音楽、造形、言語)もあり、実践的な勉強も必要です。

    そう考えると、保育についてしっかりと学べて、卒業とともに保育士資格を取得できる養成学校(保育を学べる大学・短大・専門学校)に通うのが、夢への一番の近道ですね。

  3. 03

    幼稚園教諭は3歳からの「せんせい」

    幼稚園教諭は3歳~小学校入学前の子ども(幼児)と接するお仕事です。

    幼稚園で子どもを安全に預かり、教育します。

    必要なのは「幼稚園教諭免許状」です。

    幼稚園教諭免許状は、幼稚園教諭養成課程のある大学・短大・専門学校で学び、必要な単位を取得することができれば、卒業と同時に取得することができます。その後、公立の幼稚園で働きたい場合には、都道府県が実施する教員採用試験を受験する必要があります。

    幼稚園教諭免許状には一種免許状(4年制大学卒)と二種免許状(短大・専門学校卒)、専修免許状(大学院卒)の3つがありますが、一種と二種の違いはどの学校で学んだかだけで、幼稚園教諭としてできることに変わりはありません。

    なお、幼稚園教諭免許状だけでは3歳未満の子どもの保育をすることはできません。

  4. 04

    最近増えている「認定こども園」って?

    保育園と幼稚園の両方の機能を持った「認定こども園」が増えているのを知っていますか?認定こども園は0歳~小学校入学前の子どもを預かり、保育を行います。

    保育園 幼稚園 認定こども園
    せんせい 保育士 幼稚園教諭 保育教諭(保育士+幼稚園教諭)
    子どもの年齢 0歳~小学校入学前 3歳~小学校入学前 0歳~小学校入学前
    管轄 厚生労働省 文部科学省 内閣府
    標準的な時間 原則1日8時間 ※1 標準1日4時間 ※2 4時間ないしは11時間 ※3

    ※1 延長保育、夜間保育、休日保育をする園もあります。
    ※2 預かり保育をする園もあります。
    ※3 預かり保育、延長保育、夜間保育、休日保育をする園もあります。

    認定こども園では、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持った「保育教諭」が求められています。つまり、保育士免許と幼稚園教諭免許の両方を持っていると、仕事の可能性がもっと広がるんです。

    「認定こども園」は、保育園の待機児童問題の解消を目指して2006年から始まりました。2015年には約4,000施設だったのが、2020年4月では8,000以上にも増え、認定こども園が社会的に求められているのがよくわかります。

    参考:https://www8.cao.go.jp/shoushi/kodomoen/pdf/kodomoen_jokyo.pdf

  5. 05

    両方の資格を取っておくのがオススメ

    「保育士か幼稚園教諭のどっち?」と迷うのではなく、保育と教育の両方を学んで両方の資格を持って、社会に出ることをお勧めします。

    就職の可能性が広がるだけでなく、学びがより深く、豊かになるはずです!

    「きりたん」こと大阪キリスト教短大の幼児教育学科では、2年間かけて、保育と教育の両方をしっかり学べます。

    そして卒業時には、

    ・保育士資格

    ・幼稚園教諭2種免許状

    ・社会福祉主事任用資格

    の3つの資格を取得して社会に出ることができます。

    さらに希望する方は、

    ・認定ベビーシッター資格(公益社団法人全国保育サービス協会)

    ・准学校心理士資格(一般社団法人学校心理士認定運営機構)

    ・認定絵本士資格(国立青少年教育振興機構)

    の取得も目指すことができます!

    大阪キリスト教短期大学は、1905年に学院創立して以来、保育と教育の伝統校として親しまれています。子どもが好きで、子どもと接する仕事がしたいという方が、しっかりと学べるのはもちろんのこと、求人数が多く、就職サポートが手厚いのも特長です。

    「わたしには幼稚園が合うのかな?」

    「わたしがイメージしている保育の仕事ができる園はある?」

    といった、一人ひとりのギモンや希望にしっかりと応える学校です。

     

    ぜひ一緒に、きりたんで夢を目指しましょう!

一覧へ戻る