カンボジアに本学支援の無償保育園がオープンしました!
学校法人大阪キリスト教学院は2023年11月、カンボジアの首都プノンペンに、
大阪キリスト教短期大学が支援する無償保育園「Nursery School by Osaka Christian College」を開園しました。
ユニセフの2017年の「世界子ども白書」によると、カンボジアの初等教育の就学率は90%以上ですが、入学したこどもが義務教育最終学年(中学3年に相当)まで残る割合は半数にも満たないとされています。その主な要因は、親の共働きが多く、「ヤングケアラー」と呼ばれるように、きょうだいの上の子が下の子の面倒をみるために、途中で学校に通うことができなくなると指摘されています。
今回開設した保育園は、プノンペン市内ウナローム寺院内に、児童支援施設「ひろしまハウス」と隣接して整備されました。ひろしまハウスで勉強している児童生徒が継続的に学習できるように、彼らの幼いきょうだいたちを無償で預かる施設です。
11月12日、現地プノンペンにて、本学根岸正州(まさくに)理事長や、ひろしまハウスの友廣壮希(まさき)代表、教育活動家の平原依文さん、日本大使館およびJICA(国際協力機構)の関係者の皆様をお招きし、オープニングセレモニーを盛大に開催いたしました。なお、この取り組みは、日本カンボジア友好70周年記念事業にも認定されました。
本学は、これまで以上に、両国の架け橋として、そして未来あるこども達を支え、多様でグローバルな教育を推進してまいります。
プノンペン市内で開かれた開設記念式典の模様
保育園開設を喜ぶ「ひろしまハウス」にかよう児童生徒とこどもたち
保育園のようす