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ゲストチャペルを行いました

11月3日(木)のチャペルでは『あなたは高価で尊い』という題で、きりたんを2005年に卒業された吉田愛美(よしだまなみ)先生にお話ししていただきました。

私は、きりたん卒業生の吉田愛美です。

私は、中学の時からきりたんに行くことを決めていたので、実際にきりたんに行くことができ、大切な友人にも出会うことができて最高の2年間を過ごしました。
私は、きりたん卒業後に7年間保育園で勤務し、その後もう一つの夢だったアフリカのケニアに行って幼稚園から高校までがある学校で1年間ボランティアをしました。
帰国して結婚し、男女の双子を出産し、次女も生まれて子育てに専念していましたが、3年前から復職し、今は0~2歳までが集う小規模保育園で働いています。
私は保育者の仕事が大好きで、子どもの成長を近くで見ることができるこんなすばらしい仕事はないと思っています。

いろいろな経験をしてきて、保育者の先輩としてこれから社会にでる皆さんに伝えたいことは、

「自分自身を大切に」
4月から新しい環境になり、初めてのことに色々不安なことや失敗をすることもあるかもしれません。
私もたくさん失敗をして自信を無くしてしまったことがあります。
先輩の見えない所で一生懸命準備して頑張っても上手くいかなくて落ち込んだこともありました。

誰もわかってくれない、自分は何もできない、と思った時にいつも私を支えてくれたのは聖書の言葉でした。
「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」こんな私に「あなたは特別な存在だよ。
よく頑張っているよ。愛しているよ。」といつも味方になって私自身を愛してくださる神様がいるということは、とても力になり大きな励ましになりました。
皆さんは愛されている存在であることを決して忘れず、疲れた時は休み、自分自身を大切にして過ごしてほしいと思います。

失敗は決して悪いことではなく、失敗をしてからどう行動するかを考えることで自分の成長へとつながっていきます。
失敗を恐れずに、積極的に色んな事に挑戦してほしいと思います。次に、

「尊い命(子ども)を預かっていることを常におぼえる」

皆さんが特別で尊い存在であるように、これから出会う子どもたちも尊い存在です。
私たちは、その尊い命を毎日預かっているということは絶対に忘れないでほしいです。
そして、その尊い子どもたちに対していつも

「ネガティブではなく、ポジティブな言葉かけをする」

ことを大切にしてほしいと思います。
乳幼児期の子どもたちはこれから脳がどんどん成長していきます。
その時期に、ネガティブな言葉は脳には届きにくく脳が成長しません。しかし、ポジティブな言葉は脳に届きます。
どんな小さなことでも、まず褒めてあげて、子どもが自分は愛されていることを感じ、自分の存在価値がわかり、自信を持つことができるようにたくさん言葉がけをしてほしいと思います。
のんびりでなかなか着替えられない子どもがいたら「早くしなさい!」と言うのではなく「今から着替えようとしてたん?えらいな~。
服脱げるかやってみようか」など、今ある子どもの状態を見て褒めてあげて、次の行動に移れるように言葉がけをしてあげてほしいと思います。

私には、ずっと忘れられない言葉があります。
私が初めてクラスリーダーになった時の保護者に「あなたたちは、目配り、気配り、心配りが全くできていない!」と注意を受けました。

目配りとは、周囲に目を向けること。

気配りとは、相手のことを考えて行動すること。

心配りとは、相手の立場になって考えて行動すること。

 

この言葉は、すごく心に響き、保育をする上でいつも心掛けるようになりました。
尊い存在である子どもたちにいつも目を向け、子どもたちのことを考えて行動し、子どもたちの立場になってどんな言葉をかけてもらえたらうれしいかなと考えて行動することを皆さんも大切にしてこれから頑張ってほしいと思います。
皆さんのこれからの働きが祝福されるようにお祈りしています。

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