「保育イノベーショングランプリ」の最終発表会を開催しました

8月22日（月）、本学キャンパスで、こどもを取り巻く課題を解決するアイデアを競う「保育イノベーショングランプリ」の最終発表会を開催しました。

本イベントでは、高校生や学生がチームを組み、「こどもを取り巻く課題の探索」や「保育イノベーションの事例研究」、さらにフィールドワークや保育の理想の姿を実現するための新サービスの考案、といったグループワークを通じて、今までにない保育イノベーションのアイデアを練りました。

最優秀賞は、大阪府立佐野工科高等学校から参加したチーム「Lunette」が受賞しました。
「外国人の親子と保育園の先生とのコミュニケーションが難しい」――。体験に基づく課題を解決しようと、イラストを活用して多言語でのコミュニケーションができるソフトウェアを、プロトタイプも交えて提案いただきました。今まさに日本の保育現場が抱えている課題・ニーズを捉えたソリューションとなっていることや、短期間でプロトタイプまで用意したところなどが評価を集め、最優秀賞を獲得しました。

最優秀賞を惜しくも逃したチームからも、「離乳食に困る親のサポート」「カメラを使った子どもの表現力の向上」「カメラ・音声を活用した赤ちゃんとのコミュニケーションの改善」「3Dホログラム絵本」といった多様なアイデアが出されました。発表を受け、保育・イノベーション・ITに精通した各審査員からは、アイデアをよりよくするためのアドバイスや、「今回を出発点として、アイデアを育てていってほしい」など熱い期待も寄せられました。

■開催概要
主　催：大阪キリスト教短期大学 幼児教育学科 教育テックコース
後　援：大阪府 / 大阪市 / 独立行政法人国立青少年教育振興機構
審査員：根岸正州（学校法人大阪キリスト教学院 理事長）
　　　　山本淳子（大阪キリスト教短期大学 学長）
　　　　河崎雷太（大阪キリスト教短期大学 教授）
　　　　岡田朱世（大阪キリスト教短期大学 特任助教）
　　　　大和田茂（ソニーコンピュータサイエンス研究所/くらき永田保育園）
　　　　小川遥　（野村総合研究所）

■本件に対するお問い合わせ
事務局：保育イノベーショングランプリ実行委員会
住　所：〒545-0042　大阪府大阪市阿倍野区丸山通1丁目3－61
電　話：06-6652-2091
メール：contest@occ.ac.jp