上林 那津子
かみばやし なつこ
職名
助教
所属
幼児教育学科
学位
修士(教育学)
専門領域
幼児教育 保育
担当科目
保育内容総論、教育実習(幼稚園)、保育・教職実践演習(幼稚園)
研究のキーワード
保育実践、保育者養成、保育者論
最終学歴
大阪総合保育大学大学院児童保育研究科児童保育専攻博士後期課程 満期退学
2020年9月1日現在
研究内容
保育実践における保育の転換の実証的検討-保育者養成を念頭に-(2013年)
保育実践において、保育者が自分の保育を振り返り「保育が大きく変わったな」と保育者が自覚する状態を「保育の転換」と名付け、その実態を調査した。その結果、80%以上の保育者が保育の転換を経験していることが明らかとなった。保育の転換の内容を、「児童中心主義―系統主義」「過程重視―成果主義」の2つの軸で分離し整理した。この「保育の転換」事例を検討することで、保育者が職についてから保育経験を重ねていく中での保育観や保育方法の変化や揺らぎを見ていくことができる。保育者を目指す学生が、これまで学んできた保育に関する専門的知識を土台に、どのように実践現場に結び付けていくのかをより具体的に想像できるような、保育者の日々の心の動きを知る研究論文である。
「きく力」を育てる~人の思いを感じられる子どもをめざして~
実践を通して各年齢の幼児の「きく力」の育ちを検討し、実践事例から「きく力」を育てるために必要な環境構成や援助のあり方を明らかにした。実践報告として、4歳児クラスの幼児の姿と実践を記録、報告し、まとめた。人の思いを感じる子どもを育てるには、幼児のゆらぎを捉える必要があると導き、各クラスで幼児のゆらぎを捉える記録をつけ、援助や環境構成を整理した。
教育活動
担当科目(過去に担当していた科目を含む)
・保育実習指導Ⅰ(保育所)、保育実習指導Ⅱ(大阪キリスト教短期大学) ・保育課程総論、保育内容総論、教育実習Ⅰ・Ⅱ、保育教職実践演習、高大接続授業「保育」(大阪女子短期大学) ・保育士資格試験対応科目(ヒューマンアカデミー)
その他教育に関する活動
・クラブ顧問等:ダンス部顧問、絵本クラブ副顧問(大阪女子短期大学) ・幼稚園勤務(大阪教育大学附属幼稚園、長尾幼稚園)
研究業績
論文
- 「「きく力」を育てる~人の思いを感じられる子どもをめざして~(第三報)」(大阪教育大学附属幼稚園紀要第27号 2016年)
その他(学会発表等)
- 「地域子育て支援研究所<活動報告>」(2018年大阪女子短期大学 地域子育て支援研究所)
- 「保育実践における保育の転換の実証的検討―保育者養成を念頭にー」(日本保育学会第65回大会発表2012年)
所属学会
- 日本保育学会 2020年~
- 乳幼児保育学会 2020年~
諸活動
免許・各種資格
- 保育士資格 2013年2月
- 幼稚園教諭専修免許状 2013年3月
- 小学校教諭専修免許状 2013年3月