大阪キリスト教短期大学 子どもを愛する保育者を育てる

大阪キリスト教学院 大阪キリスト教短期大学 幼児教育学科

2020年6月18日チャペル・
大阪キリスト教学院教会 牧師 副島恵先生のメッセージ

「感謝」

皆さんこんにちは、大阪キリスト教学院教会の牧師、副島恵です。4月から学ぶことへのモチベーションは下がっていませんか?
新型コロナウィルス感染防止のための緊急事態宣言が出されていた間は、オンラインでの学習に不便を感じていましたけれども、ようやくこうして同じ志をもつ仲間と、同じ空間で学ぶ事ができるようになったことを感謝しましょう。

 私たちはコロナ禍でいろいろ不自由な事を経験しました。その中で私たちはマイナスの面に目が行きがちですけども、プラスの面もあります。
私たちが一番強烈に味わったのは、当たり前は当たり前ではないということです。私はコロナ禍で変わりました。
私は当たり前だと思っていたこと、その一つ一つに以前よりも感謝することができるようになりました。
コロナ禍で得たプラスの面、それは日常の一つ一つに感謝することです。「感謝」について色々とお話したいのですが時間がないので本題に入ります。

「父の日」を前にして

 さて、本日は6月18日ですけれども、次の日曜日6月21日は何の日でしょうか?
 そうです、「父の日」ですね。是非、次の日曜日にはお父さんに感謝を伝えてください。
「母の日」のようにお花のプレゼントはどうでしょう?私の家にはお父さんがいないという方がおられるかもしれません。
その方は今月も「母の日」、先月に続いてお母さんに感謝をあらわしてください。
 さて今日は「父の日」を前にして、あなたのお父さんに感謝すると同時に、もう一人、感謝すべき方についてお話をさせていただきたいと思います。
今日のメッセージのタイトル「あなたがたの天の父」についてです。

「天の父」

 大阪キリスト教短期大学の学生の皆さんには、お父さんに感謝する、お母さんに感謝する、そして天地万物を造られ、あなたに命を与えてくださった、天の父なる神さまに感謝してほしいと思います。聖書を読んでいますと、私たちは自分の力で生きているようで、実は神さまによって生かされているということがわかります。
 私たちは日々、神さまから命を与えられています。命だけではなく、家族や、健康、今こうしてキリ短で学べていること、すべてが神さまの余りある祝福の中にあります。
それを忘れると、些細な事で不満を感じたり、周囲に対して高慢な態度になってしまいがちです。
このチャペルをとおして、「天の父なる神さま、あなたの恵みを感謝します。」という一言の感謝から始めてみませんか?そこからあなたがこれまで見ていた世界と違ったものが見えてくるでしょう。

「み言葉を聞く」

 チャペルの時間は天の父なる神さまのみ言葉を聞く時間です。キリ短はこの神さまのみ言葉を聞く時間をずっと大切にしてきました。
ところで皆さんはパトリック・ハーランさん知っていますか?
通称“パックン”はハーバード大学の比較宗教学部を卒業していて、話術や大統領の演説についての本を書いています。“パックン”はコミュニケーションの達人、インテリ芸人さんとして活躍していますが、「ハーバード流『聞く』技術」という本を出しています。
この本のなかで自分の失敗談として、本当はちゃんと聞けるのに、聞くスイッチを入れ忘れちゃうことが多いというエピソードを書いています。皆さんどうですか?チャペルの時間、聞くスイッチが入っていますか?
「どうせ」という否定、批判、批評、で聞くスイッチを切るのではなくて、神さまのみ言葉を聞くスイッチを入れてみてください。パックン曰く、聞くには段階があると書いています。

 

 1.「聞く hear」聞く姿勢を整える

 パックンが「ハーバード流『聞く』技術」なら、私たちは「キリ短流『聞く』技術」でチャペルを聞くとするなら、み言葉を聞くこころの姿勢を整えましょう。皆さんは将来「聞く」スペシャリストになるでしょう。皆さんは子どもの言葉を聞く仕事に就かれます。先ず聞く姿勢を整えましょう。 

 2.「聴く listen」相手を深く知るために聴く 

 「キリ短流『聞く』技術」に応用すると、神さまを知るために耳を傾けて聴く。注意して聴き取ることです。
これは皆さんが将来、働く現場で子どものこころのなかにあるものを聴き取ることにつながるでしょう。皆さんは将来、子どものこころの中にあるものを聴き取るスペシャリストになります。

 3.「訊く quest」真実を求める
 「キリ短流『聞く』技術」に当てはめると、聖書のみ言葉に尋ねる。自分の人生の道を探し求めるということです。私はどのように子どもたちに向き合っていくのか?
将来、私は与えられた人生をどう歩むべきか?自らの内に託されている真実なものを探し求め、どのように子どもたちに向き合っていくのかを探し当てることができるでしょう。

 4.「効く effect」人生に効く
 「キリ短流『聞く』技術」をもって聖書のみ言葉に「聞く」、「聴く」、「訊く」時に人生に効いてくるでしょう。聖書のみ言葉はあなたの人生に効きます。
み言葉に聞く、その効果はじわじわっと効くことでしょう。どうしてそんなことが言えるのか?それは今日の聖書のみ言葉にあります。

「あなたがたの天の父」

 イエスさまの語られたみ言葉、マタイによる福音書6章8節に、「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。」とあります。
「あなたがたの天の父」、それは神さまのことですが、神さまは、私たちがお願いする前から、私たちに本当に必要なものを全てご存じであり、ご存じであるということは、その必要なものを必要な時にちゃんと与えて下さるのだということがこのマタイによる福音書6章には繰り返し語られているのです。
 私たちに天の父なる神さまは何を用意してくださっているのでしょうか?時間になってしまいました。
どうぞあなたに神さまは何を用意してくださっているのか?そのことをこれからのチャペルで「キリ短流『聞く』技術」をもって聖書を通して聞き取っていってください。
次の機会に神さまがあなたに何を用意してくださっているかについてお話しさせていたただきたいと思います。

(太字部分は「ハーバード流『聞く』技術」パトリック・ハーラン著 角川新書 2020年から引用)