大阪キリスト教短期大学 子どもを愛する保育者を育てる

大阪キリスト教学院 大阪キリスト教短期大学 幼児教育学科

〈報告〉幼児教育ヨーロッパ研修ツアー(5日目)

研修ツアーも5日目。
学生はまだまだ元気です。

天気は生憎の空模様で、天気予報も終日雨マーク。
好天続きだったこのツアーも今日はさすがに傘の出番…
と思っていたら、ホテルを出る頃にはちょうど雨があがっていました。
やはり天候に関しては何か幸運な気がします。

 

午前中は、2グループに分かれて、フランクフルト市内の幼稚園を訪問しました。
まず、園長先生からこの幼稚園の状況や方針を説明していただきました。

フランクフルトが欧州の金融の中心地という土地柄、外国人も多く住んでいるため、預かる子どもたちの実に3分の1は外国籍。ヨーロッパを中心に20以上の国々から集まっている、まさにグローバルな環境だそうです。
保育の基本スタイルは”自由”。クラス分けもなく、あらゆる教室もすべて自由に使用することができます。子どもにとって大きな「家」「家族」を意識させているということでした。

 

説明を聞き終わると子どもたちとの交流タイムです。ゴータで訪問した園とは明らかに異なる環境ですが、子どもとの関わりに国籍も言葉もボーダーレス。そもそも、ここじゃ私たちも外国人ですからね。
いつものように折り紙などで遊び始めると、いつの間にか学生たちは大人気になっていました。また、さすが多国籍な園です。英語の通じる子どもが多く、日本人は英語が苦手とはいえ、ドイツ語に比べれば馴染みがありますので、英語はちょっとした意思疎通に役立ちました。

実習を終える頃には別れを惜しむ子どもたちが学生に抱きつき離れませんでした。

 

これがツアー最後の園訪問です。それがわかっててか、園長先生への質問はいつも以上に積極的で活発なものになりました。

中でも障がい児対応についての質問の回答が印象的でした。元々、言語も肌の色も異なる子どもたちが混在しており、子ども同士の偏見が全くないのだとか。またその中で「うちの保育者は、すべてプロ意識を持って働いており、親御さんを含め、子どもたちが何をしてほしいのかを常に意識している」という説明には、学生たちも改めて心が引き締まる思いになってくれたのではないでしょうか。

もしかすると、EU経済の裏側を支えているのは、こういった幼稚園なのかもしれませんね。

 

 

昼食はフランクフルトのレーマー広場周辺で、各々が好きなものを食べました。

 

一番人気はやっぱりヴルスト(ソーセージ)です。学生にとってソーセージといえばフランクフルト、フランクフルトといえばソーセージ。レーマー広場の一角でフランクフルターヴルストをいただきました。また本場のプレッツェルも美味。サイズは学生の顔くらいあります。

 

また、通訳さんに教えていただいた市場Kleinmarkthalleにある、地元民が行列してでも食べたいソーセージ店Schreiberを楽しむ学生もいました。店のおばちゃんが湯がきたてほっくほくのヴルストの皮を向いて出してくれます。めっちゃボリューム満点。

市場は観光客向けではない雰囲気でしたが、学生は平然と買い物しており、その順応性の高さに驚かされます。ドイツ到着時に空港で緊張しながらミネラルウォーターを購入していた姿は遠い昔のように感じました。

 

 

午後は、フランクフルトからバスで南に1時間ほど行ったところにあるハイデルベルクに向かいました。

 

まず、旧市街を見下ろす山の中腹に12世紀ころに建てられたハイデルベルク城を見学。
建物は、時代時代において増改築が繰り替えされているせいかゴシック様式とルネッサンス様式が混在しており、今まで見てきた城とは明らかに異なる造りでした。

 

特徴的なのは、地下に置いてある超巨大なワイン樽。おいおい、この樽を満たすのに一体ブドウが何トンいるんだろう?現在の樽の容量が約22万リットルということですので、日本の一般的なワインの瓶720mlで換算するとざっと30万本分になります。ひとりでこの樽を飲み干そうとすれば、20歳から70歳までの50年間で毎日飲み続けても一日15本以上を空けないと行けない計算になります。わぁお、毎日ポリフェノールっ♪

 

城を下りて市街地に。朝の小雨以降は天候に恵まれていましたが、幸運もここまでか。この旅初めての傘の出番。
ところが、集合時間を決めて解散した途端に雨がやみました。やはり何か幸運がきてますね。

 

みんなそれぞれグループに分かれて、そぞろ歩きでショッピングです。この街には可愛い木工製品やドイツの伝統的なクリスマス用品を集めたショップなどがあり、目移りしてしまいます。またドイツのお菓子シュネーバル(直訳すると「雪の玉」)を頬張るグループも。見た目は沖縄のサーターアンダギーみたいですが、食感は全然違います。

雨に濡れた石畳のドイツの街はさらに趣があり、より楽しい時間が過ごせました。

 

 

さあ、明日は終日自由行動。みんな行くところはもう決めたかな?